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2011年3月19日 土曜日

避難所で命を守るために

院長の小平です。3連休の初日といっても、被災されて避難所で生活を送られている方にはつらい日々が続くことをお察し申し上げます。

本日は避難所での生活での注意事項を一つ皆様にお伝えしたいと思います。阪神淡路大震災の避難所でも何件か起こった悲劇を思い出してください。”エコノミークラス症候群”です。せっかく現場から救助され、安心したと思ったころに襲う悲劇があるのです。

これは血栓と呼ばれる小さな血の塊が(多くのケースでは)肺に飛んで血管を詰まらせて患者さんを死亡させてしまう恐ろしい病気です。血栓が心臓の血管に飛んで詰まらせ、心臓の筋肉が死んでしまうと急性心筋梗塞、脳の血管を詰まらせると脳梗塞が起こりますので、どこへ行っても生命の危険が高いものです。

なぜこうしたことが起こるのかというと、避難所において①飲料水の不足②長時間座ったままの生活(運動不足)が一番の要因です。

体に水分が不足してくると、血液がドロドロになってきます(水分に対して血液中のほかの成分比率が高まります)。長時間座ったままでいると、血液は重力によって自然に下方(足もと)にたまってきます。
下にたまった血液は本来再び心臓に戻さなければなりませんが、血液が心臓に戻るためには脚の筋肉の収縮によって、血管に刺激を与えて血液の流れを作らなければなりません(脚の筋肉が心臓へ血液を戻すためのポンプの役割を果たしています)

しかし、避難所では運動不足の状態が続きがちです。外は寒いし、食事も十分でないし、膝や腰の痛くて運動どころではない方も多いことでしょう。そこで、体に負担が小さくて、エコノミークラス症候群予防のための簡単エクササイズをご紹介します。

1.足グーパー運動
その名の通り、足の指をジャンケンのグー・パー(もちろんできればチョキも可ですよ^^;)します。できれば指先をカカトのほうに近づけるように意識します。2.つま先足上下運動
椅子に座ってかかとを床につけたまま、指先を上にゆっくり上下します。上にあげたときに、スネの前面の硬い骨の外側の筋肉が硬く収縮することを意識します。

3.カカト上下運動
同じく椅子に座ったまま、今度は足の指先を床につけたままカカトをゆっくり上下に動かします。今度はふくらはぎの筋肉が硬く収縮することを意識します。

できればそれぞれを10-20回くらい、朝晩に行います。もちろん、靴下をはいて温かくしたままで大丈夫です。簡単でしょ?
そしてもう一つ大切なこと、それは適度に水分を取って頂くことと、甘いもの(たとえばジュース)など糖分の多いもの、アルコールやコーヒーなど利尿効果の高いものは、血液のドロドロをアップさせてしまうので気をつけてください。また、避難の途中やその前後も含めて外傷治療などにより手術を受けた方、肥満・高血圧・高血糖・脂質異常症などの持病や既往歴のある方はとくにリスクが高いといわれています。

当然、避難所の皆様にこのWebサイトが見られているというわけではないと思います。これをご覧いただいた皆様には、こういうこともあるんだ、ということを避難生活を送られている方々に伝える機会があればぜひ広めていただいて、悲劇の再現を最小に食い止めることにご協力いただきたく存じます。
(院長の見苦しい脚を皆様にお見せするのは心苦しく、今回は写真なしで失礼します!)

投稿者 カイロプラクティック オラキノ

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